スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2010.03.31 Wednesday
  • -
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

キノの旅XIII

時雨沢 恵一
アスキー・メディアワークス
¥ 599
(2009-10-10)

 でましたね、13巻、いつの間にか、ようやく。

これは中学のときから読んでて、何故か読み続けてしまう。
雰囲気が好き。寓話的なところが?

現代版ガリバー旅行記って書いてあったけど確かにそうだな・・・。

最近マンネリ気味だけど、今回はどうかなー。

「生きている人たちの話」は2巻「優しい国」へと続く話。
結局ハンサムは自分が死ぬ時がわかる朝を迎えるのね。
自分が死ぬ時がわかる時なんて迎えたくないです。

「家族の国」は面白い。
この国では、離婚と同様のノリで、家族を離れることができる「離族」が認められている。
家族から離れた者は、養子にしてもらい他の家族に入籍したり、再婚したりして、別の家庭をきづく。こうすることにより、うまくいかない夫婦関係に悩まされることもなく、虐待なども防げるという。最近、虐待だのDVだの親殺しだの子殺しだの家族関係が危機にさらされているけど、そんなことやってたらこんなになっちゃうよ、ということに対する皮肉を感じる。

「違法な国」
違法行為を行う人物が記述されているすべての書物の出版が違法になる国。
本が禁止になるというのはすばらしい新世界に似ている。

「必要な国」は先が読める。
ちゃっかり死刑制度の是非という大きな問題に触れている。
殺人者に殺されそうになった人は、正当防衛が発動して、殺人者を殺すことができる。
しかし、それも叶わず殺されてしまった人の正当防衛の権利を果たすために、死刑は行われなければならない。とはいうものの、この国民は自分たちの手を汚したくないし、残酷なのは嫌だ。だから、死刑囚に、腕の立つ旅人を襲わせて返り討ちにしてもらい、執行する、という論理。また、死刑囚は旅人を倒せば釈放してもらえる、と言われているため、最後まで希望を捨てる必要がなく、人権的問題も解決できるというもの。
旅人が死刑囚に襲われ、返り討ちにされる場面は、TV中継され、国民に放映される。これにより遺族感情問題も解決されるとか。

国の人は死刑の必要性を強調するが、実態は、副題のentertainerが示す通り、娯楽のないこの国で、エンターテイメントとして必要とされているにすぎないのだろう。
残酷な死刑を嫌悪する国民が中継を食い入るように見るという矛盾。





次の巻は当分でないだろうなー


スポンサーサイト

  • 2010.03.31 Wednesday
  • -
  • 23:59
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

関連する記事
コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

profile

search this site.

sponsored links

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM